この腕時計は大学3年生のときに購入したものです。 大学3年生の頃の私は、とても"贅沢な時間"の使い方をしておりました。 一例をあげますと、大学にも行かずに、おもしろくもないアニメを一日中みたり、大した稼ぎにもならないのにバイトに明け暮れたりしていた、というわけです。ひどいときには一日中寝ているだけ、という日もありました。 そろそろ就職活動が始まるぞ、という段になって私は何かを変えなければならない、と強く思いました。 私はまず目標を立てました。 次に、その目標を実現するための計画を立てました。 ここまでは誰でもできることです。 大体の計画は、立案よりも実行のほうが難しいものです。 当時の私の勉強計画など一度も現実のものとなったことがありません。 私はこの計画を具現化するには、何かしらのコミットメントが必要であると考えました。 そのコミットメントは、常に私の身近にいて、私に対して「計画を実行せよ」というメッセージを発信するものでなければなりません。 散々考えた結果、それには高価な自動巻きの腕時計がふさわしいことに私は気付きました。 自動巻きというのは便利なことに、長時間（１日）外していると時計が時を刻むのをやめてしまうため、毎日つけなければなりません。 また、高価であることは、強い覚悟を必要とするし、毎日身に着けるモチベーションにもなります。 貧乏学生だった私にとって、このハミルトンは憧れの腕時計でした。シンプルながら美しい文字盤にフォント。安っぽさを感じさせない重厚感。 私は貯金全額引き出し、このアイデアを思いついたその日に購入を決めました。 その後ですが、私には美人な彼女が出来、徳川の埋蔵金の発掘、古代装置アンティキテラの機械を応用した永久機関の発明等、数々の偉業を達成致しました。 変革のきっかけは、すべてこの腕時計です。 本品の新品の販売価格は、47,790円です。 大金持ちになった今の私が定価の2倍以上の値段でこの時計を売り出している理由、それはあなたにもコミットメントが必要なためです。あなたは自分を信じて10万円払えるか。それとも信じることができず、どうせ買っても自分には出来ないと諦めてしまうのか。あなたが今後達成し得るありとあらゆる偉業は10万円にも満たないことなのか。 あなたは今、他でもないあなた自身に試されているのです。